どうもkyoumixです(/・ω・)/
みなさまいかがお過ごしでしょう。
メリーランドは、一気に夏の陽気。
連日30℃前後をキープしてます。
湿度も高く、
特に換気が悪い家の中はほーんとに蒸し暑くて、
お風呂場のカビが元気になってきてしまいました(´・ω・`)ハァ~
COVID-19では、
6月5日からメリーランド州もフェーズ2に移行しました。
これにより、再開可能なビジネスのカテゴリーが増えるとのこと。
が、1日あたりの感染者数の増加数が劇的に落ち着いたわけではないので、
引き続き用心、用心の生活です。
そして、日本でもニュースになっていると思うのですが、
ミネソタ州ミネアポリスで発生したGeorge Floyd氏の死亡事件に対する抗議活動が
全米各地で発生しています。
DCやメリーランド州の各エリアでも抗議活動が盛んになっており、
DCやヴァージニアでは夜間の外出禁止令が敷かれたり、
大変なことになっています。
人種差別は歴史、社会、教育、経済、政治…あらゆる要因が絡んでいる
複雑で繊細な問題のため、 詳しい言及は避けますが、
肌の色による差別が許されるべきではないということは明らかなので、
今回の一件が成果を持って平和的に収束することを願います。
さて、ここから本題です(/・ω・)/
PhD留学中の旦那、夏休みに突入
5月で2年生の授業がすべて終わり、
夏休みに突入しました!(/・ω・)/パパーン
2年生終わり!
といっても卒業するのは(たぶん)5年生なので
あと3年ありますが…!
とりあえずお疲れさま~~~
あっ、
「夏休みwwあるとかwwwまじw大学生wwwwwwwwうらやまwwww」
とか思ってはいけません!(/・ω・)/
(ワタシハオモッタコトアルケド…)
PhDとは、Doctor of Philosophyの略で、
直訳すると「哲学博士」、
つまりは「博士号」のことです。
旦那氏は日本で修士(Master)を修め、博士課程(Doctor)に進み、
さらにこのPhDを取るのにアメリカの大学院に通っているわけですが(どんだけ勉強するん)、
2年生から3年生に上がるためには
「コンプ」という進級試験を受けなければいけないらしい…!
今回はその「コンプ」について聞いてみました(/・ω・)/
Comprehension exam、通称「コンプ」(と、呼んでいる)
我々は「コンプ」と呼んでいますが
省略せずにいうとComprehension exam、
直訳すると「理解度テスト」?
2年次から3年次に進級するために受験するテストのことです。
※学部や大学によって呼び方や形式が違うみたいなので、
あくまでの「うちのケース」だと思って読んでもらえるとこれ幸い(/・ω・)/
この「コンプ」をパスすれば
「ご苦労、行ってよし!」と、
晴れて3年生になれるわけですが、
不合格だと最悪、
kick out(追放?退学?)される場合もあるそうな。
キビシー(;´Д`)
出題範囲の広さがアリエッティ
旦那「コンプの勉強しなきゃやばい」
私「勉強ってなにするの?」
旦那「ん~、2年までに習った授業と論文全部出るからそれ復習しないと」
(^ω^;三;^ω^)
2 年 ま で に 習 っ た 授 業 と 論 文 全 部 出 る
(^ω^;三;^ω^)
そんな、池の水ぜんぶ抜くみたいにさぁ…。
4科目(bucket)、4日間にも渡るテスト
「2年までに習った授業と論文全部出る」と書きましたが、
正確には
「1、2年生で受講した必修授業で習った事」
をベースに出題されるそうです(/・ω・)/
試験内容をざっくり分けると、
①「必修授業の理解度確認」
②「指導教官からのお題」
の2ジャンル。
テストは全て論述問題だそうです。
旦那の場合は
①の「必修授業の理解度確認」が3科目分あるようで、
②の「指導教官からのお題」と合わせて
4科目分のテストを受けることに。
これを1日1科目、
計4日間に渡って受験します。(フェス?)
試験時間は、
①は1科目につき3時間!
②はtake home examという、持ち帰り型の課題。
出題から24時間以内に指導教官に提出するみたいです。
本来①は大学で受験するものなのだそうですが、
今年はこのような事態なので在宅(/・ω・)/
試験時間長くて大変だなーって思ったけど、
論述だからもしかしたら3時間でも短いのかもしれない…(´・ω・`)
なお、「科目」は、私がブログを書くにあたって便宜的に訳してます。
本当はbucket(バケツ)という呼称で、
学問の中にある、各専門分野のことを指しています。
例えば…
私が通っていた英文学科だったら、
音声学やアメリカ文学、イギリス文学、みたいなものが
bucketにあたるのかなぁ?
「△△学部○○専攻」の「○○」にあたる部分だと思ってください(/・ω・)/
クレイジーな量の論文を読まされる毎日
進級試験とだけあって
念入りに準備を進める旦那氏。
1年生のときから授業で使った論文を
すべて、ひとつひとつ振り返る…
(^ω^三^ω^)エライコッチャ
そもそも、
この2年間で
どれほどの本数の論文を読んできたのでしょう…
大学院の授業はほとんどディスカッションベースで、
あらかじめ課題として指定された論文を読み、
内容を理解したうえであれこれ議論するようなのですが、
assignされる論文の数が、
平均して、
1クラスあたり毎週4、5本ほど。
(^ω^;三;^ω^)ワァ~
ちらっと見せてもらったのですが、
1本あたり、A4にして10ページくらいはありそう。
これを、4、5本…!
読むだけじゃなくて、
担当の割り振りをされた場合はsummaryをまとめたりも。
授業1つにつきこれなので、
授業がいくつもあるタームは
論文の数も比例して増えていく
(^ω^三^ω^)
毎週それだけの量をこなすので、
1つの授業全体が終わるころには
30本~50本程度の論文を読んでいることになるのだとか。
課題、ものすごい量…!
ちなみに、
今回のコンプに該当する必修授業の数は、
1科目(bucket)あたり2~3ほど。
授業によって差はあれど、
1授業でだいたい30~50本くらい、とのことなので、
1bucketあたりの論文の数は、100~150本?
3bucketだと、300~450本?
それを、復習?
※忘れかけてましたが、もちろんすべて英語です。
アァーーーー(^ω^三^ω^)-----‼
気の遠くなる作業ですが、
ここんとこずっと毎日論文を振り返って、
ほそぼそとwordにまとめている旦那氏…
えら杉謙信…(/・ω・)/
おわり:しんどいけど、楽しいらしい
そんなわけで、
PhD留学の難所、「コンプ」を乗り切るため
日々お勉強中の旦那。
2年間ふりかえってどうだった?と聞いたら、
「しんどいけど楽しかったよ~」とのこと。
学部や大学、
それから、同じ学部でも指導教官の方針でまったく変わってくるから
一概には言えないのですけど、
日本の大学院ではおそらく得られなかったであろう学びや経験ができて、
充実したPhD留学生活が送れているみたいです。
今回は「コンプ」についてだったので
詳しく書けませんでしたが、
必修授業に加え、
選択科目や他学部の授業があったり、
自分自身の研究テーマに沿ったデータ収集と分析、
プレゼン形式の中間発表、
faculty(教員)のRA(research assistant)、
あまり回数は多くないけど学会への出席や発表もあったり…
「大学院生」っていうと、
学生の延長だって思われたり、
会社員ならではのプレッシャーがなくていいね☆^^ だなんて
思われたりすることも少なくないのですが
(そしてそれはある程度仕方ないことだとも思いますが)
実はかなり忙しいんですよね…(^ω^三^ω^)
ときどき、彼は知と脳細胞の限界に挑戦してるんじゃないかって思うときあります。
海馬どうなってんのよ(^ω^三^ω^)
以上、
PhD留学生が3年生に進級するために受験する、
「コンプ」こと、comprehension examについてお届けしました(/・ω・)/
それでは引き続きマスク着用で!
次回のブログでお会いしましょう(/・ω・)/