どうもkyoumixです(/・ω・)/
先日、ベビ氏のUSパスポートが届きました。
4-6wで届くようにexpedited料金を積んだけど、4週間も経たずに届いた(;´Д`)
すごいなぁベビ氏、生まれて間も無くパスポートを持つなんて…
わたしパスポート初めてとったの成人してからだよ…
さて、今回はここ3ヶ月ほどモヤモヤしていることを
メモがてらまとめてみたいと思います。
気持ちの記録です。
質素なPhD留学帯同生活
何度かこのブログでも書いていますが、
我が家は夫が博士課程の大学院生、わたしが主婦という組み合わせでアメリカに住んでいます。
いわゆる駐在家族ではないので、家賃補助や一時帰国の費用、その他諸々の補填は一切なく、
生活費は夫のRA(research assistant)のお給料と、日本で蓄えた貯金で賄っています。
カツカツです(/・ω・)/
※かといって「駐在家族≒家計に余裕がある」というわけでもないそうです。
さすがに食べ物に困るほどではないですが、
ファストフード以外の外食は渡米後、数えるほどしか行っていないし
住んでいるアパートも、他の日本人が多く暮らすような場所(安全で便利だけど家賃が高い)には住めないので
少し離れた場所にある、Gもネズミも出るような築70年のアパートに住んでいます。
冬は隙間風がびゅうびゅう入ってくるし、床は斜めだし、
廊下にホームレス入ってくることあるし、共有ランドリーしょっちゅう壊れます(;´Д`)
もう結構慣れたから不満はなくなってきたけど、
ふと他のご家庭のようすが目に入ると、
「我が家は質素だなぁ〜^^」と感じる瞬間があります(/・ω・)/
まぁそんな感じの、
贅沢はできないけど努力次第で楽しくやっていけるかな、くらいのノリで生活してたんですが、
ちょっと個人的に考えさせられるイベントがありました。
同じ"留学生家族"なのにいいお家に住んでる…だと…!?
きっかけは、友人家族の家でのランチ。
そのひとは夫と同じPhDのスクールを卒業したポスドクポジションの留学生で、
旦那さんと一緒にメリーランドで暮らしてるのだけど
いいアパートに住んでるんだこりゃ(;´Д`)!
うちは1 bed roomという、日本で言うと1DKみたいな間取り。
あちらは2 bed roomという、ほぼ2LDK的な間取り。
そして場所もよくて、徒歩圏内にWhole Foodsや映画館があるようなところで、
築年数が新しくて、とにかく設備がきれい!
家賃でいうと、だいたい$1,000(いまのレートでいうと13万円くらい)くらい違うんじゃないだろうか…?
お邪魔したときは、
「わーお家きれい!広い!すごーい!いいなー!」ってはしゃいでて、
家に帰ってからもいいなぁうらやましいなぁ(´・ω・`)って思ってたけど、
ちょっと冷静になって考えてみたら、結構あたりまえのことに気づいてしまって。
あれ、なんでうちって安アパートにしか住めないんだっけ?
…お金に余裕がないからかぁ。
あれ、なんでお金に余裕がないんだっけ?
…RAのお給料が家賃相場や物価に見合ってなくて足りないんだよなぁ。
日本からの手厚い奨学金もないし。
もっと家族帯同も視野に入れて博士課程の学生の留学を応援してほしいよね。うんうん…
ん?
…いや違う?
あれ?
もしかしてだけど、
わたしも働いて十分に収入があれば解決した問題か?
アメリカおビンボー暮らしは、わたしのせいか?!
ここで気づいてしまった!
おビンボー、つまりお金がないとき、
ここが日本だったらどうしてたか?っていう。
生活が苦しかったら、
是が非でも就職するなりバイトなりして家計を支えてるんじゃないか?!
なんでわたしは夫の収入だけで暮らそうと思ってたんだ?!
なんてのんきなことを!
…と思ってしまいました。
なんかねー、すごく落ち込みましたよね…
質素なアメリカ生活、
日本人家族とばかり比べて「うちは余裕がないなぁ」なんて思っていたし、
どうして大学院留学はもっと社会的に応援されないのかなぁって
すごく不思議に思っていたんだけど、
そもそもの前提が違ったんじゃないか?って。
わたしの努力が足りなかったんじゃないかと。
そうなってくると、
「大学院留学帯同」っていうテーマで発信してきたこのブログとか
これまでのアメリカ生活の意気込みみたいなものが
すべてひっくり返るような気がして、
これに気づいた朝はなんかもう…つらい気持ちになりました(´・ω・`)
他の国からの留学生家族はどんな暮らしをしているか
実際、今回お邪魔したご家庭に関わらず、
他の国からの留学生家族はうちよりもチョットイイところに住んでいるケースがほとんどです。
そしてほとんどの場合、
同行者側のパートナーがアメリカで働いていたり、
学位を取るために大学に通っていたりするんですよね。
つまり、パートナー自身がアメリカで経済的・社会的なポジションを確保してから渡米しているということと、
それなりの収入を確保して生活している、ということなのかなと。
わたしの場合、アメリカで就職するには語学力が現実的に足りなかったし、
大学に通うのもなんだかピンとこなくて
最初から無職で渡米することしか選択肢になかったのですが、
これが甘かったのかなと。
お金がなくて悩むくらいなら、
働けるように準備して渡米するべきだったんじゃないか、
働けないビザ(F-2)だからって言い訳してたんじゃないか、
ってすごく落ち込みました。
もちろん、他国からの留学生のケースと、
我が家のケースをシンプルに比べられるか、といったらそうではないと思います。
もしかしたら、
他の家庭は自国からの奨学金の支援が手厚いのかもしれないですし、
単に「実家が太い」のかもしれません。
(この表現は本人の努力を否定するようであまり好きではないのですが、
身寄りがない状態でアメリカに住むにあたっては重要な部分かもしれません。)
あるいは渡米のハードルが日本よりも高く、
特に優秀な「トップ層」なのかもしれません。
このように複数の要素が絡んでいるには絡んでいるんですが、
それにしても"ただただ無職で一緒に住んでいるひと"は
夫のコミュニティを見渡すと、私以外いないんですよね…
現実的な妥協案のメモ
とはいえ!!!
現実はなかなかです。
もちろん日本で発揮していたパフォーマンスと同じことを
アメリカでもできればそれが1番理想的ですが、
とにかく文化も違うし、言葉の壁もある。
就職は決して不可能なことではないと思うけど、
これを越えるには、これ専用のパワーと準備期間が必要なわけで、
ベビ氏を迎えた今、一から英語を鍛えてアメリカで就活するのは結構厳しいなと。
なのでこのモヤモヤは数年かけて解消できればなぁくらいの気持ちです。
とにかくできる範囲で(まずは子育て最優先)英語のスピーキング力を上げることを
当分の目標にしつつ、
育児が落ち着いたら(落ち着くのか?)、
ESL以外のスクールにアプライして、
自分自身がF-1ビザを取って学生になって、
本帰国までにこちらで学位を取得する、っていうのが現実的にありそうなプラン。
何を学ぶかは決まってないけど、
大学では翻訳を学んでたのでそれは結構興味があるのと、
経済学とか政治学、考古学もいいなぁと。。
あるいは、アメリカってボランティアが盛んなので
それに参加してみるとか…(いまのところそこまで興味があるわけではないけど)
これだと最初にモヤモヤのきっかけになった
「収入を支えられてない」って部分は解消できてないんだけど、
「ただ一緒に住みたいから」ではなく、
自分自身も目的を持ったアメリカ生活ができるんじゃないかと思う次第です。
おわり:自分のポテンシャルを信じてみたくなった
結局、暮らしが質素だよう…って部分はちょっと変えられなさそうな…。
だけど、パートナーのビザにぶらさがって「ただ住む」だけではなく、
自分が主体となってアメリカで暮らす、っていう選択肢もいいなぁと思えたのは
ひとつの成長かなぁと。
渡米前はあまりにアメリカ生活が漠然としていて、
ただ来ることしか頭になかったけど
3年目になって具体的なものが見えてきた、ってことなのかなぁ。
なんかモヤっとした終わり方ですみません!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次のブログでお会いしましょう(/・ω・)/