どうもkyoumixです(/・ω・)/
久しぶりに行ったbuy buy BABYで見つけたこのおもちゃ…
どれがなんの寿司!?
ちなみに定価で$15.99します。
今回は絵本の読み聞かせ奮闘記です(/・ω・)/
日本語のリソースがねぇ!
各ご家庭によって方針はバラバラだと思うのですが、
わたしはベビ氏にまず日本語をしっかり教えたくて、
できるだけ日本語で話しかけるようにしています。
とはいえここはアメリカ。
日本語話者の見本がわたしと夫しかいないので、
YouTubeやメロディ絵本で童謡を流したり、
絵本を読んであげたり…
が!日本語の絵本って手に入りづらい!(^ω^; ≡ ;^ω^)
先日の一時帰国で買ったり、プレゼントでいただいたり、
実家から古い絵本をひっぱりだしてきたのですが、
毎日読むには圧倒的に量が足りない…ので、
最近は英語の絵本をその場で翻訳して読んであげることが増えてきました。
図書館最高
今年リニューアルオープンした図書館、
キッズスペースがかなり充実していて、赤ちゃん用の絵本の取り揃えもよいのです!
ありがたいことに0-2才向けの読み聞かせ会が毎週あるので、
それに出かけがてら絵本を4〜5冊選んで帰るというのが習慣になってきました。
(読み聞かせ会で知り合った同じ月齢の赤ちゃんのママさんは
毎晩寝る前に絵本を一冊ずつ、毎日違う絵本を読んでいるとのことでそれのまねっこ)
こんな感じで…
4〜5冊あると日替わりで読めるから飽きなくてよい(/・ω・)/
「いないいないばぁ」と「じゃあじゃあびりびり」だけローテしてたあの頃が懐かしい。
赤ちゃんの言語習得の本に、
内容はともかく親が楽しそうに読んでいることも重要だ、ってことも書いてあって
自分が読んでて楽しそうなものを選ぶようにしています。
ここだけ読むとすげぇ意識高いオカンみたいでやだな〜(;´Д`)
実際たくさんの種類の絵本に触れるのは楽しいです!(ぎこちない日本語)
素人に翻訳はムジィ
童話みたいにまとまった分量の文章だとその場で訳すのは(場合によっては読み取るのも)かなりキツいのですが
赤ちゃん向けの絵本なら文章も短くて読みやすいです。
ただ、一筋縄ではいかないのが翻訳…
わたしは大学で翻訳の勉強をしていたので翻訳にはちょっと思い入れがあります。
単語や文章の意味だけを置き換えるのではなく
物語の文脈を掴んで翻訳先の言語で読んでくれる読者をエスコートする感じ…
これが翻訳の使命なのかなぁと。
だから、英語の読者がこの本を読んだときに見る景色と同じものを
ベビ氏にも見せてあげたい!と思うのですが
それってすげぇハードルが高い(;´Д`)
具体的に難しいと思うポイントは以下の通り。
普通に単語がわからない
赤ちゃん向けの絵本とはいえ、ネイティブじゃないので
知らない単語が一冊にひとつは絶対出てきます(;´Д`)
あるいは、英語でばーっと読んでる分には大意がつかめて気にしなかった単語が
いざ声に出して訳すと「これなんなん?」ってなります(;´Д`)
見たことあるのに!
たぶんこういう!こういう意味ってのはわかるのに!
日本語で置き換えると…NANDA?っていう。
この間迷ったのは、"silly"。
"Making Faces"といういろんな表情の赤ちゃんの写真が載った絵本で、
"Can you make a happy face?" "Can you make a sad face?"
といった流れで最後に"silly face"というのが出てきました。
silly…馬鹿げた、とかそういうイメージで捉えてたけど、
赤ちゃんの表情で「馬鹿げた顔をしてみよう!」って言わないよな〜と…。
ちなみに見本の写真はなんというかおどけた、調子にのってふざけたようなお顔で、
たぶんこれは…「変顔」ってやつだな〜〜〜と思いました。
他にも感触を表す形容詞とか意外と知らない…
fluffyとかよく出てきます。
擬音がピンとこない&擬音は訳すべきなのか
「じゃあじゃあびりびり」しかり、絵本には擬音が登場しがち。
でも!!英語だと違う!!
コケコッコーはcook-a-doodle-doo、
ライオンのガオ〜はroar、
カエルのゲコゲコはribbit ribbit、
ちなみに魚はgurgle gurgleって鳴くらしいんだけど
これ日本語だとある…?ぱくぱく…?ぶくぶく…?
魚ってしゃべるか…?
言語はマジで面白い…のはいいんだけど、
例えばlittle blue truckという車が主人公の絵本では、
プップー!でいいのか?!って悩んだりしてます。
beep beep! ってそのまま読んでもよくないか!?とか。
車に関しては歌(Wheels on the bus)でも出てきて、
もうそこはbeep beep! って歌うしかないしそのほうが楽しいな…って思ったり。
擬音も語彙のひとつとして教えるのであれば完全に訳したほうがいいのかもしれないけど、
擬音は擬音としてそのままの語感を楽しんでもらうのもありなのかなぁ。
語順と語呂のリズム感
物語系の絵本ならまだマシなんだけど、
たまにある早口言葉みたいな、
「もう英語でしか楽しめないだろ」みたいな絵本にぶつかると詰む。
もうこれは音を楽しむしかない( ゚Д゚)
はぁ?(^ω^; ≡ ;^ω^)
早口言葉系以外でも、
英語ならではの、文章の最後の音を合わせる(ラップみたいな)のが結構あって、
それはちょっと難しいなとか思う。
"singing song"とかだったらそのまま「歌を歌う」でいいけど
"skunk"と"stink"の掛け言葉は日本語に訳すと
「スカンク」と「くさい」でまるで遠い音になっちゃうもんね。
"No."と"Meow."→「いいえ」と「ニャー」とか、
"A cat can run."→「ねこは走れる」とか、
作者が音を楽しんでほしくて選んでる単語が直訳すると全然生きてこなくて
こういう言葉遊びの要素はやっぱり日本語の絵本が欲しいところだなって思ったりする。
直訳の香りをできるだけ消したいけど
"Music Is..."って絵本が読んでて楽しかったんですが、
これは見開きで、
左のページに"Music is sad." 、右のページに"Music is happy." ってな感じで
対比を楽しむ絵本。
でも、「音楽は悲しい」「音楽は楽しい」じゃないよなぁ、
読むなら、「悲しい音楽」、「楽しい音楽」だろうなぁとか思いながら読みました。
個数の修飾の位置も違うから、
例えば"one apple"は「ひとつのりんご」だけど
「りんごをひとつ」のほうが自然だよね、とか。
"keep you up all night"も「一晩中起こし続ける」だけど
普通「一晩中寝かせてくれない」って言うよなぁとか。
現象としては同じだけど
言語のつくりが違うからそのままの語順で訳すと変なんだよなぁ。
おわり:完璧は無理だけどニュアンスは近づけたい
翻訳はもう超奥が深いお仕事で
生半可な気持ちでトライできるようなもんじゃねぇと個人的に思ってます。
というか言語が変わる時点で
(特に絵本や小説みたいな文章の翻訳は)100%は無理なのだ…
でもできるだけ!うまいこと読んでいきたいな〜と思います。
日本語も英語もインプットがもっと必要なんだろうな〜
いやーでも考え過ぎたら!
楽しくなくなったら続かないから!
気楽にやっていこう…
最後まで読んでいただきありがとうございました(/・ω・)/
また次のブログでお会いしましょう!